「嘘」を軸にさまざまな人間模様を描く時代劇
福岡で活動する劇団員や役者が集まり結成した「博多衆」が17、18両日、博多座(博多区下川端町2)で時代劇ファンタジー「嘘つき鉄心『IRON HEART』」を上演する。
毎年12月、市民に開放される博多座市民檜(ひのき)舞台の参加作品。出演者は初の大舞台に「ドキドキします。一生懸命に走り抜けている姿を見てほしい」とけいこに励んでいる。
「博多衆」は檜舞台の参加に向けて1年前に結成。劇団「えのき岳遊劇隊」代表の榎本史郎さん(36)らが中心となり「地元福岡発信の舞台を目指したい」と企画を練った。
劇団の他、大学演劇部、フリーの役者など約50人が出演する。
檜舞台には応募のあった17団体のうち8団体が出演。博多衆の選考理由は「地元劇団が一つになって作ると聞き、設備が整った博多座で晴れ舞台を踏んでほしい。
そんな期待を込めた」と市民局文化振興課の担当者。
上演作品は「嘘」を軸にさまざまな人間模様を描く時代劇で、ラストでは「優しい嘘」に焦点を当てた人情劇に仕上げた。
スピード感あふれる殺陣シーンも見どころの一つ。熊本から殺陣指南を招きけいこを重ねた。
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101214ddlk40040484000c.html