傷害罪で7カ月勾留の男性に無罪判決
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101209/trl1012091307003-n1.htm 傷害罪で7カ月勾留の男性に無罪判決 「被害証言の信用性疑問」と横浜地裁
2010.12.9 13:05
横浜市の遊歩道で男性に暴行してけがをさせたとして、傷害罪に問われた同市中区の無職男性(49)に、横浜地裁(宮本孝文裁判官)が「被害者の証言の信用性に疑問がある」として無罪(求刑懲役10月)の判決を言い渡したことが9日、分かった。判決は8日付。
男性は5月に神奈川県警に逮捕され、判決まで約7カ月間にわたって勾留された。弁護人を務めた吉岡和紀弁護士は「矛盾する証拠しかなかったのに、警察も検察もなぜ疑問に思わなかったのか」と批判した。
吉岡弁護士によると、男性は昨年4月18日午後、横浜市栄区の遊歩道で写真撮影していた60代の男性とトラブルになり、男性の肩を殴ったり足を蹴ったりして約3週間のけがを負わせたとして起訴された。
宮本裁判官は判決理由で、被害者のけがからは「暴行を推認できない」と指摘した。