木村前振興銀会長の保釈決定 検査妨害事件
日本振興銀行の検査妨害事件で銀行法違反(検査忌避)の罪に問われた前会長木村剛被告(48)について、東京地裁(登石郁朗裁判長)は7日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は1千万円。全額納付された。
木村前会長の公判前整理手続き第1回協議が先月29日に開かれたばかりで、初公判の期日は決まっていない。
共犯として起訴された前社長西野達也被告(55)ら3人と法人としての振興銀は、木村前会長と別に審理されることが決まっており、初公判は12月22日の予定。
起訴状によると、木村前会長らは共謀して、昨年6月からことし3月に実施された金融庁の立ち入り検査に際し、サーバー内に保管されていた電子メール約700通を削除して検査を妨害したほか、検査官にも虚偽の説明をした、としている。
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120701000531.html