故中川昭一元財務・金融相の後継に、郁子夫人が出馬に意欲

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1 竹馬(catv?)

中川昭一後継 郁子夫人が出馬に意欲

 故中川昭一元財務・金融相の夫人の郁子氏(51)が4日午前、帯広ワシントンホテルで開かれた
旧中川後援会婦人部「れもんの会」(明瀬幸子会長)の会合に出席、同会から次期衆院選で夫の後継として出馬を促されていることに触れ、
「前向きに考えを進めている段階。きちんと話ができる日が早くくればいい」と語った。出馬への意欲を示唆したと受け止められ、
自民党支部の候補選考に大きな影響を与えそうだ。郁子氏はこれまで、後継問題について具体的な言及は避けていた。

 中川氏の後継をめぐっては早くから郁子氏の擁立論があり、れもんの会が8月に阿寒湖温泉で開いた集会では、
役員から「中川先生の遺志をついでいただけるのは郁子さんしかいない」と出馬を促す声が上がっていた。

 郁子氏は4日の会合で正式に話せる段階にないことを示しながらも、「8月に皆さんから力強いお話をいただいた。
きちんとお話する日が早く来るよう頑張っている」と説明。「いったん決めたら主人がお世話になった大きな組織の力を借りてやっていきたい。
大きな組織から出ることができなくても、れもんの会や旧後援会のお力を借りてやっていきたい。一度決めたらたった1人でもやり抜きたい」とも語った。

 郁子氏は今週十勝入りし、中川義雄氏の叙勲を祝う会、清水誠一道議の政経セミナーなどに相次いで出席。
関係者と今後の去就について相談を重ねていたとみられる。旧後援会本体にも親睦団体として活動を再開する動きが出ており、
古参幹部は「地区後援会の役員からは組織を望む意見を受ける。年内か年明けには立ち上げたい」とする。

 自民党道11選挙区支部内には郁子氏に対し、政治的キャリアが皆無で実力も未知数であることから、
次期衆院候補として否定的な意見もくすぶっていた。ただ郁子氏と旧後援会の動きは選考作業に影響を及ぼすのは必至で、
同支部の幹部は「旧中川後援会の意向は無視できない。議席確保を最優先に『勝てる候補』を選ぶことになるのでは」と話している。

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