なくそう自転車事故/東かがわで中学生サミット
香川県内の人口1万人当たりの自転車事故件数が全国ワースト1位という事態を受け、
自転車を利用する機会が多い中学生に事故防止策を考えてもらう「東かがわ市中学校自転車サミット」が29日、同市三本松の東かがわ署で開かれた。
参加した市内3中学校の生徒たちが自転車利用の実態や事故防止に向けた取り組みを発表し、事故ゼロを目指すことを誓った。
同署によると、自転車事故発生件数は2005年から毎年、全国ワースト1位。
今年も10月末現在約1600件発生しており、うち中学生が加害者、被害者となる事故は215件で前年同期比5件増となっている。
サミットは、自転車に乗る際の交通ルール順守やマナー向上に自発的に取り組んでもらおうと、同署(木村義徳署長)と東かがわ交通安全協会(谷川計一会長)が初めて実施。
大川、白鳥、引田中の生徒会役員計9人が参加した。
サミットでは、同署の大林憲広交通課長が県内の自転車事故の現状を説明した後、
生徒たちが並走や音楽プレーヤーを聴きながら運転するといった違反が目立つことや、駐輪マナーが悪いことなど自校の自転車利用の実態を発表した。
生徒たちは、今後取り組むべき改善策について、交通安全教室の開催や立哨活動によるマナー向上の呼び掛け、通学路の危険箇所の把握などを挙げた。
生徒たちが同サミットで示した改善策は、それぞれが各校の全校生に伝えるなどして事故撲滅を図る。
http://www.shikoku-np.co.jp/img_news.aspx?id=20101201000102&no=1 中学生の自転車事故を防ぐための方策を考えた「中学校自転車サミット」=香川県東かがわ市三本松、東かがわ署
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/article.aspx?id=20101201000102