いよいよ本日(11/28)米韓合同軍事演習…どんな事があるかワクワクするよな

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1 冬眠中(catv?)

一触即発、砲撃の島 厳戒の軍、住民は不安 '10/11/28

 【延坪島共同=佐藤大介】海岸の絶壁から砲身が海をにらむ。迷彩服姿の海兵隊員が厳しい顔つきで銃を携え、
写真撮影を制限した。北朝鮮による砲撃から5日目を迎えた27日の韓国北西部の延坪島ヨンピョンド。
島に残る住民たちも、平静を装いながら新たな砲撃の不安をぬぐいきれない。28日からの米韓合同軍事演習を前に、島全体には一触即発の緊張感がみなぎっている。

 「北(北朝鮮)の利益になるので削除します」。同島北東部の海岸で強風と荒波の中、鉛色の空にかすむ北朝鮮の地を撮影していると、
駆け付けた海兵隊員に制止された。カメラの画像をチェックし、軍の関連施設が写ったものを一つずつ消していく。


 「(南北)統一」と書かれた腕章を着けた若い隊員が「韓国軍は最高レベルの警戒態勢にあります」と強い口調で説明する。
周囲には兵士の監視所や砲身を設置した穴が点在。海には韓国海軍の軍艦とみられる船が数隻、周囲を警戒するように浮かんでいた。

 基地につながる道路は通行が規制され、複数の兵士が常時警戒に当たる。兵士に質問しようと試みると「上官の命令。
自分からは何も言えません」。砲撃で死亡した兵士2人を悼む喪章が胸に。

 一方、島に残る住民たちは、軍事演習に不安を抱きながら生活する。島の役場によると、27日は約40人の住民が滞在。
同日は悪天候のため、韓国本土の仁川インチョン港と結ぶ定期船が欠航し、身動きがとれないまま合同演習の日を迎える。

 同島の対岸、北朝鮮・黄海南道ファンヘナムドが故郷という李有成イ・ユソンさん(82)は「人生の大部分をこの島で過ごした。
だから、ここにずっといる」と話し、この日も自宅で過ごした。近くに住む娘も避難しておらず「心配なことはない」と笑顔を見せる。

 島全体を覆う、張り詰めた空気。李さんは「故郷の方向から砲弾が飛んでくるなんて」と、顔をしかめる。
韓国軍の対応にも「もっと反撃すべきだった。本気でわれわれを守る気があるのか」と憤りを隠さない。

 再び砲撃が始まっても、島を離れる気はない。「(島が)軍人だけになれば、本当に戦場になってしまう。民間人がいる意味は大きい」。李さんは力を込めて話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201011280072.html