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>>140 関西の私大四校が「ミスコン」 「女子アナ」勢力図が変わる!?
毎年、この時期になると各大学で開催されるミスキャンパスコンテスト。盛んに行われている関東に比べ、関西ではほとんど見られなかったが、昨年から関西学院大と同志社大が、今年からは関西大、立命館大でも行われ、いわゆる関関同立がそろい踏みで実施された。
『ミスキャンパス関西学院2010』代表の深谷富美子さんが言う。
「関西では、九〇年代ごろからミスコンは女性差別を助長させるものとして認識されてきました。今年の開催にあたっても、そのような批判があり、大学からの公認ももらえませんでした」
そんな背景もあって、外見のみに焦点をあてたコンテストではなく、スピーチなどを審査内容に盛り込んだ。
「水着審査は行わず、社会の中で男性に負けない競争力や自分の可能性を広げようとする意志など、女性らしい美しさを持つ人材の発掘ができればいいと思っています」(同前)
今月七日に行われたコンテストには約二千二百人もの観客が会場を訪れた。
晴れて、今年の関西学院大のミスキャンパスに輝いたのが片山詩帆美さんだ。
「ミスキャンパスがなかったこれまでは、大学の活気もないようで寂しく感じていましたし、就職活動でも関東の大学にくらべると印象に残らないのではないかと不安でした。ですから、これを機に関西の女子学生の元気を多くの方に伝えていきたいです」
そんな片山さんの将来の夢はアナウンサー。確かにこれまで女子アナには、慶應や上智など関東の有名大学のミスキャンパスが多く、一方で関西の大学出身者は少なかったが……。
「ミスキャンパスは注目度が高く、一般受けすることが実証されたことになります。そして、近年はテレビ局側も出身大学にこだわらず、広く人材を求めている傾向があるので、当然、関西の大学出身の女子アナも増えてくるでしょう」(女子アナ評論家・高篠友一さん)
関西でのミスキャンパス開催が、女子アナの勢力地図を変えることになるか? (大平明)
(週刊文春2010年12月2日号「THIS WEEK 社会」より)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101125-00000001-sbunshun-ent