仙谷長官の問責先送り、朝鮮半島考慮し
2010年度補正予算案を巡って、民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は24日午前、国会
内で公明党の漆原良夫国対委員長と会談し、補正予算案の25日の採決を要請した。
また、北朝鮮による韓国砲撃を受け、危機管理の責任者である仙谷官房長官に対する問責決議
案について、「今すぐ出す話は、的を射ていないのではないか」と述べて提出の見送りを求めた。
この後、自民、公明党などの国対委員長が国会内で対応を協議した。野党側は朝鮮半島情勢を
考慮して、仙谷氏の問責決議案の提出は補正予算案の採決以降に先送りする構えで、国会での
北朝鮮に対する非難決議や集中審議開催を求めていく考えだ。
一方、補正予算案の審議日程で、与党は24日午前の参院予算委員会理事懇談会でも25日の
採決を打診、野党側は持ち帰った。与党側は民主党の小沢一郎元代表の国会招致に関しては
「努力している」と回答、政治的発言をする部外者を自衛隊関連行事に呼ばないよう求めた
防衛次官通達の撤回は拒否した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101124-OYT1T00460.htm