The Economist の日本特集 A special report on Japan: Into the unknown
http://economist.cocolog-nifty.com/2010-11-22b.gif "A special report on Japan: Into the unknown" 「未知の領域へ」では、日本の高齢化についてスポットを当てています。
上の画像はどこかで見たことがある我が国の人口ピラミッドです。1950年、 2005年、2050年と大雑把に50年おきの人口ピラミッドが示されています。
私の記憶が正しければ、以前の "Going hybrid" の画像を使い回ししているようです。日本の高齢化について記事にする際につかみで必ず必要になるグラフだという気がします。
上の画像では日本の人口が先行き急速に減少するシナリオを示しています。欧州3国と比較して、ドイツも減少するんですが、もちろん、
日本の方が減少スピードは大きく、英仏は2050年まで増加や横ばいを続けると見込まれています。
この人口減少が成長率の加速とデフレ脱却を困難にしていると論じられています。人口が唯一の原因だとは考えませんが、
私も人口動態が経済に大きな影響を及ぼしていることはその通りだと受け止めています。ただし、いわゆる一国経済の規模で考えるか、
1人当たりの所得で考えるかは議論の分かれるところであり、後者の見方からすれば、一国経済が縮小しても人口減少を勘案した1人当たり
所得が増加を続けるのであれば国民生活の上からは大きな問題ではない、との見方も出来ます。しかし、記事では2050年までに中国だけでなく、
インド、ブラジル、インドネシア、メキシコなどの諸国にGDP規模で抜かれ、戦間期に米国に次ぐ経済規模を誇りながらも戦後には普通の国になった
アルゼンティンになぞらえ、「東洋のアルゼンティン」との呼び名を日本に当てはめることが出来るかもしれないと示唆しています。
http://news.livedoor.com/article/detail/5158817/