若者に急増!責任転嫁にする「自己愛型人間」の直し方

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6 元気くん(東京都)

 そこで、自己愛型人間と常に接している人は、イヤな気持ちになったときに何が自分を不快にさせているのか、気持ちをしっかり伝えることが大事です。
「そういう勝手な態度はすごくイヤ」「ずっと我慢してきたけど、今日こそ言う!」というように、勇気を持って自分の気持ちを伝えることです。

 そして、相手からの反論も聞きます。「俺がこうなったのはお前のせいだ」「俺が悪いんじゃない、社会が悪いんだ」というように自己愛的な言葉が続くでしょう。しかし、それもまずはしっかり受けてまるごと聞きます。その上で自分の意見も言います。

 このように、しっかり話してしっかり聞く、というやりとりをまず一度は徹底的にやってみること。心にあるモヤモヤは話すことですっきりし、その後は冷静になれるはずです。これを何度かやれば、気持ちが通い合うチャンスがやってくるはずです。

3) 「愛のあるつき離し」を
 自己愛型人間には、与えられることが当たり前の環境で育ってきたため、感謝の気持ちが足りません。
そこで、与えてきたものを断つことも大切です。たとえば親なら、成人した子どもなら、親の家事サービスをストップする、家賃と生活費を徴収する、1人暮らしをさせる、といったことから始めるといいでしょう。

 責められても、揺らがないことです。確かに子どもの自己愛を助長させるきっかけを作った責任の一端は親にあるのかもしれませんが、親もよかれと思って真剣に育ててきたのです。
生み育て、不自由のない生活をさせてきた親自身の努力に、もっと自信と誇りを持つべきです。つき離しによって当面支障が生じるかもしれませんが、荒れた先に本人が気づいて自分で生活を立て直すことを信じて待つしかありません。