若者に急増!責任転嫁にする「自己愛型人間」の直し方

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4 元気くん(東京都)


1) 人の話を聞く訓練を受ける
 自己愛が強い人は、他人をありのまま認めて共感する、といった習慣が身についていないことが多いのです。したがって、人の話を最後まで聞く「傾聴」や、グループワークを総括する「ファシリテーション」の訓練を受けてみるといいでしょう。

 うつ病や自殺の増加、人々の価値観の多様化によって、傾聴とファシリテーションは近年とても注目されています。ビジネスのセミナーや地域の市民講座などでも、気軽に受けられます。
ただし、1回だけではなかなか理解できないので、数ヶ月に一度でも継続的に受講することをお勧めします。

 傾聴の基本は、「まず人の話を最後までまるごと聞く」ということ。ファシリテーションは、グループの人がそれぞれ忌憚ない意見を言い合いながらも連帯感を持てるよう、グループワークの進行役をすることです。
最初は大変ですが、慣れてくると人には様々な価値観があり、色々な境遇の人が真剣に考えて人生を送っていることが分かります。それを知ることが、自分の自己中心的な思考や行動を振り返るきっかけになるのです。

 ただし自己愛型人間が、最初から傾聴講座やファシリテーション講座に興味を持つ可能性は少ないでしょう。
その場合は周囲がきっかけづくりをするといいのです。「傾聴のテクニックを知るとモテるようになるらしいよ」「ファシリテーションの勉強しておくと就活でアピールできるんだって」というように、自己愛をくすぐる一言を投げかけて誘うのがポイントです。

2)気持ちを思いきり話す、気持ちをまるごと聞く
 自己愛型人間と接する人は、その身勝手さにいつも振り回されています。しかし、そこで周りが我慢してしまうことが自己中心性を助長させ、結局は「裸の王様」にさせてしまうのです。


続く