仙石の暴力装置という言葉の定義を巡ってインターネットで白熱の議論が展開

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283 火鉢(大阪府)
「自衛隊は暴力装置(キリッ」は、過去の与野党合意の枠組みを逸脱した左翼ファシズムの顕れだから叩かれたんだよ。

1952年サンフランシスコ条約で連合軍の占領政策に区切りがついて、朝鮮動乱に在日米軍が駆りだされた時、
アメリカは掌返しで「朝鮮戦争は国連軍の平和維持活動だから日本も兵力出せ」と掌返ししてきた。

GHQ時代にも、左翼奨励したかと思えば冷戦開始で左翼弾圧に転じたりで二転三転してるから
日本側は整合性に苦しんだ。安易に軍隊復活したら、国内左翼ウルサイし、アメリカもいつ掌返しするか
判ったもんじゃないからね。で、旧日本軍関係者の雇用受け皿を兼ねて警察予備隊発足。

アメリカ様の命令だから逆らい様もないんだけど、野党は鬼の首でも取る勢いで国会で与党を詰問した。
その結果出てきたのが「自衛隊は平和憲法の保障する自衛権の『実力組織』」という苦し紛れの憲法解釈。
もちろん当時の左翼は、「それは言葉遊びで自衛隊は憲法9条違反だ」という立場だったけどね。

そういう歴史的積み重ねでできた緩い合意を仙谷は簡単に無視して、
「自衛隊は、レーニンのいう国家の暴力装置 (注:レーニンによれば革命の敵として倒さなければならない)」
みたいなニュアンスにもとれる頓珍漢で左翼的な言葉遣いをしたから、猛烈に叩かれた。

仙谷はそれ以前も、事実上指揮権発動して尖閣侵犯被疑者を釈放したり
細野密使を通じてビデオ非公開密約を結んだ疑惑がある上
今回は自衛隊の文民統制と称して「民間人の言論統制」までやらかしてるわけで
レーニンやスターリンのような強権独裁ファシストとして危険視されるのは当然のことだろう。