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64 ぴょんちゃん(京都府)
この国には何でもある。ただ、希望だけがない



【日本の未来を考える】東京大・大学院教授 伊藤元重 円高より深刻な国力低下


 今の円高の状況をどう見るのか。多くの論調は景気との関連や、米国の金融緩和政策の影響など、目先の動きに関心が集まっているようだ。
ただ、為替レートの動きを見る上で、中長期の経済のトレンドとの関係も考慮に入れなくてはいけない。

 日本はかつて1ドル=360円というレートをずっと維持してきた。変動相場制に移行し、
そのレートが300円、そして250円と円高になったとき、円高で産業は大変な打撃を受けると大騒ぎになった。
その後、1985年にプラザ合意によって円ドルレートが250円前後から3年ほどで125円前後にまで円高になったとき、円高への危機感が高まった。
このようにその時々に日本経済は円高の打撃をうけてきた。しかし、当時大騒ぎをした125円という水準は今の時点で見れば、円安である。今は80円前後というレートで騒いでいる。

 時代とともに円高の相場観はあがってきた。もちろん、これは戦後日本の経済発展と深い関係がある。
戦後の日本のように急速に経済成長している国では、その通貨は強くなっていく傾向がある。専門用語を使えば、実質為替レートが円高に向かって動いていくのだ。
データを見ると、戦後から1995年まで、変動はあるものの、日本の為替レートは基本的に実質で見て円高方向に動いてきた。
71年までは1ドル=360円という固定レートをとっていたが、その間に日本の物価や所得は海外に比べて相対的に上昇し、結果的に実質レートは円高に動いていった。
73年に日本が変動レート制に移行してからは、名目レートである為替レートそのものが円高方向に動き、実質でも円高傾向が続いたのだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101118/plc1011180314001-n1.htm


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