2011年にバンド結成40周年を迎えるクイーンがユニバーサルミュージックグループと長期独占契約を締結し、
来年1月1日よりカタログのデジタル配信を、1月12日に最新リマスター・ベスト盤のCDを発売することが発表された。
今回の移籍により、2011年中に計15枚の全カタログがリマスター再発され、3月に第一弾として『戦慄の王女(原題:Queen)』、
『クイーンII(原題:QueenII)』、『シアー・ハート・アタック(原題:SheerHeartAttack)』、『オペラ座の夜(原題:ANightAtTheOpera)』、
華麗なるレース(原題:ADayAtTheRaces)』の5作品をパッケージ新装、追加コンテンツを収録して発売する予定だ。
アニバーサリー・イヤーに向けイギリスではイベントの開催や映画などの企画も続々と決定しており、
2月末にロンドンで大規模なクイーン・エキシビション『StormtroopersinStilettos』の開催、
BBCによるドキュメンタリー・テレビ番組の放映、サシャ・バロン・コーエンがフレディ・マーキュリー役を演じるクイーンを題材した
ハリウッド映画「TheQueen」の公開などが控えている。
クイーンといえばデビューから40年間EMIに所属し、ビートルズに次ぐ1億7千万枚ものアルバムセールスを記録してきたことから、
今回の移籍劇は驚きをもって迎えられているが、近年、メジャー・レコード・レーベルの再編が進む中、
いわゆるレジェンドの過去の名作が大手のレーベル間で「移籍」するケースが増え、
最近では、昨年デビュー以来の発売元のユニバーサルからソニー・ミュージック・エンタテインメントに移籍した
ジミ・ヘンドリックスのカタログを筆頭に、ビートルズから46年間在籍したEMIMUSICから
ユニバーサルとスターバックス・コーヒーの合弁ベンチャー、HearMusicにソロ・カタログ
全てを持って移籍したポール・マッカートニーのケースや、70年代以降に発表し自主管理してきた
ローリング・ストーンズが、かつての古巣デッカ/アブコを傘下に置くユニバーサルに所属先を移し過去の全作品を改めて
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1112&f=entertainment_1112_015.shtml