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321 藤堂とらまる(福島県)

ソニーが見捨てた次世代薄型テレビ「FED」 台湾の友達が量産化に成功


<日経>◇台湾・友達光電、薄型パネル「FED」11年冬にも量産

台湾の液晶パネルメーカー、友達光電(AUO)はソニーから継承した新型薄型パネル「電界放出型ディスプレー(FED)」
を2011年冬にも台湾で量産する方針を固めた。高精細で動きの速い動画表示に優れる特長を生かし、まず放送・
医療向けの業務用モニターとして販売。将来はテレビにも用途を広げる。液晶パネルの価格競争が激化するなか、
付加価値を高める技術の開発競争が活発になりそうだ。

 AUOは中型液晶パネルを生産している台湾国内の第4〜5世代の製造ラインをFED向けに改造する方向で調整している。既存設備を使うため、
当初の投資額は数十億円規模で済むとみられる。まずは20型、26型、32型の中型サイズで合計月産1万台規模で生産を始め、11年末にも出荷を開始する計画だ。

 AUOは今年1月、ソニーや投資ファンドなどが出資するFEDの開発会社、エフ・イー・テクノロジーズ(FET、11月に清算)から技術資産を買収。
量産化計画を練ってきた。

 FEDの生産技術、販売・マーケティングの支援は、ソニーのFED技術者を中心に設立したエフ・イー・ティー・ジャパン(FETJ、東京・千代田)が担う。
AUOが生産、FETJが販売・マーケティングを担当する分業体制で事業を早期に軌道に乗せる考え。

 FEDは電子を蛍光体に当てて発光させるブラウン管と同様の自発光方式を採る。深みのある黒色を表現できるうえ、走査線を発光の
瞬間だけ駆動させるため、動きの激しい映像もくっきりと映せる。キヤノンの表面電界ディスプレー(SED)も同様の原理を使っている。

 ソニーは次世代ディスプレー技術として「有機EL」と「FED」を研究開発してきたが、05年に有機ELに注力する方針を決定。
FED事業を一部出資を残すかたちでFETとして独立させた。

 FETはパイオニアの鹿児島工場(当時)を生産拠点として買収。事業化計画を進めていたが、金融危機で資金調達できずに単独での量産を断念。
AUOに技術資産を譲渡していた。
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C889DE3EAE1E1E0EAE2E2E3E4E3E3E0E2E3E28698E3E2E2E2