http://tctechcrunch.files.wordpress.com/2010/11/screen-shot-2010-11-12-at-10-29-01-pm.png Googleはここ2か月あまり、優秀な人材をFacebookにどんどん取られる企業というレッテルをメディアに貼られ、苦(にが)い思いをしてきた。
しかも全社員に対する10%の昇給は、シリコンバレーの歴史の中でも最悪の人材流出危機を抱えている企業が、
地に足が付かぬほどあわてふためいている、とまで報じられた。
でも、いったいいつから、企業は社員の給与を上げて世間から非難されるようになったのだろう?
大学卒の就職活動を助けるAftercollegeのCEO Brian Heifferonが、
シリコンバレーの人材引き抜き競争が一般世間にどう映っているかを知るヒントとなりそうなデータを、共有してくれた。
今、Facebookの12%は元Google社員だが、しかしGoogleが弱り目であるという見方は間違っている、とHeiffernonは断言する。
学卒者の就職希望企業に関するAftercollegeのデータによると、就職したい企業のトップは依然としてGoogleだ。
上位50校のエンジニアリング専攻の学生たちは、とくにそうである。
“2か月前に弊社は、ユーザ(就職希望の学卒者)が自分の就職希望企業を投票する機能を設けた。
一方で弊社は、それらの企業の募集状況などのデータを、ユーザに提供するつもりだ。
しかしいずれにせよ、まだわずか2か月の試みではあるが、学卒者の就職希望企業に関してはきわめて明確な傾向が現れている。
Googleが1位であり、しかも2位以下との差が大きい。Facebookは現在、7位である”
これは、最近のメディアの大騒動から見ると話が合わないが、とにかくHeifferonが示すデータは、
Googleに雇われてみたいという関心が衰退していないことを示している。しかも1位と7位の差は衝撃的であるだけでなく、
対象をエンジニアリング専攻にしぼると、その差はさらに大きい(Google1位、Facebook12位)。
この場合、投票集計の対象となった大学は、カ大バークリー校、スタンフォード、MIT、ジョージア工科大学、ミシガン大学など、
エンジニアリング系の超一流校である。
http://jp.techcrunch.com/archives/20101112google-employees-facebook/