戦争と平和についての作文・感想文コン:藤岡市遺族の会、小中学生入賞者表彰 /群馬
◇理解深め思い新たに
藤岡市遺族の会(清水基衛会長)はこのほど、市内の小中学生を対象にした「戦争と平和についての作文・感想文コンクール」の入賞者表彰式を同市役所で開いた。
小学生の部の最優秀賞は美九里西小5年、〓岡(まつおか)環さんの作品「私たちと戦争」、中学生の部は西中3年、小川真太朗君の「原爆で学んだ戦争と世界平和」に贈られた。
コンクールは、太平洋戦争(第二次世界大戦)の記憶が年月とともに風化する一方、世界各地では依然として戦争や紛争が起こっていることから、
次代を担う若い人たちに戦争の実態について理解を深めてもらい、恒久平和への思いを新たにしてもらうのが狙い。
昨年始まり、2回目の今回は小学生の部に210点、中学生の部に372点の応募があった。
〓岡さんは広島と長崎の原爆を調べ、作品には「二度と戦争をしないように」との願いを込めた。
小川君は核実験の場となった「ビキニ環礁」が世界遺産になったことで「少しでも平和になってほしい」と原爆について書いた。【畑広志】
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101109ddlk10040226000c.html