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容姿でなく「社会への関心」見て ミス慶応中止で新企画
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「ミス慶応コンテスト」の中止が決まった慶応義塾大の今年の学園祭・三田祭で、女子学生が主役の新たなイベントが開かれる。
容姿だけでなく、社会問題に取り組む姿勢をインターネットや会場で見てもらう。ミスコンのようでミスコンでない内容。
三田祭の実行委員会と話し合いを重ね、開催にこぎ着けたという。
慶応のミスコンは、女子アナウンサーへの登竜門とも言われたが、主催サークルの不祥事で今年は中止となった。
ミスコンを開きたいという申し出もあったが、実行委員会は「似たような企画は通せない」としていた。
新イベントは「ガールズ ソーシャル ムーブメント2010」。昨年までミスコンを開いてきたサークルとは別の学生団体が主催する。
「かわいい、だけはもう終わり」と書かれた公式ホームページには、100人以上の応募の中から選ばれた5人の女子学生が、
写真付きで紹介されている。ボランティア活動などの内容をブログやツイッターで発信し、応援メッセージも募っている。
5人は、「海外における女性の地位向上」「女性と育児」など関心を持った社会問題について調べ、イベント当日に1人5分程度で発表する。
来場者は賛同した候補者に印を付ける「投票」をするが、ミス、準ミスなどの順位付けはしない。審査員に講評してもらう予定だ。
主催団体は「才色兼備の出場者の活動や発表を通じて、社会問題に関心を持ってもらえれば」としている。
開催は11月21日。詳細は公式HP(
http://www.keio-venus-award.com/)。(泗水康信)
新イベントに参加する5人の女子学生=学生団体EPA提供
http://www.asahicom.jp/national/update/1109/images/TKY201011090265.jpg http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY201011090203.html