ビックカメラで電気自動車が買える時代に
電気自動車(EV)を世界に先駆けて量産化した三菱自動車と、家電量販大手のビックカメラは9日、
EVの普及に向けて連携する協定を結んだ。EV販売で自動車メーカーと家電量販店が手を組むのは
初めて。自動車が家電と同じ売り場で売られる時代が、一歩近づいたと言えそうだ。
連携の第一弾として、三菱自のEV「アイミーブ」が、ビックの有楽町店本館(東京都千代田区)
にお目見えした。ビックはまず首都圏の4店でアイミーブを展示し、試乗会などのイベントも企画する。
購入を希望する客がいれば、ビックが三菱自の販売店に取り次ぐ。
協定調印式でビックの宮嶋宏幸社長は「EVは未来の乗り物という印象があるが、補助金は充実し
充電環境も進んでいる。より多くの人に知ってもらい販売増に貢献したい」と述べた。三菱自の
益子修社長も「EVは充電、蓄電、給電など家電的な利用が可能で、業界を超えた協業が欠かせ
ない」と強調した。
http://www.asahi.com/business/update/1109/TKY201011090133.html