本番まで94日
受験直後にしたいこと
強気や弱気、大波小波に揺られながらもひたすら前進!(山根由起子)=子どもは仮名
◇にっこり家◇
8点に目がテン 10月に入り、母は毎週のように学校説明会へ出向いている。
帰り道、コウタと同じ小学校の男の子のお母さんと、なかなか「やる気スイッチ」が入らないという話題で盛り上がった。
翌日、集中力が全く感じられない様子で過去問を解いていたコウタだが、結果は算数が100点満点中8点。えっ?8点??
本気モードになってもいい頃だと思うのだが。
○じっくり家○
時間よ止まれ 模試に日曜特訓に過去問に塾、と超多忙なチヒロ。
インフルエンザの予防接種は、学校の下校時刻と塾の開始時刻とのわずかな間に受けた。
寒くなったので厚手の服を出したら、どれも小さい!冬服を買って、美容院にも行かせなければ。
チヒロは二重跳びの練習もしたいし、テレビ番組の録画も早く見たいと言う。時間の有効な使い方が課題だ。
●ゆったり家●
誓いのポーズ リョウマが週5日の塾通いをこなす間に、母は何校かの志望校の説明会に足を運ぶ。
塾では士気を高めるための会が開かれた。今年の合格発表の様子がビデオで流され、
リョウマは来年は自分も合格してガッツポーズをしてやる!と心の中で誓い、「これまで以上に勉強する」という決意も書いてきたそうだ。
そのやる気は本気だと母は信じているよ!
◆ばっちり家◆
相性も大事 ショウコは第2志望校の過去問に挑戦。算数の問題を解き始めてしばらくして突然やめた。
「解きにくくて嫌だ」と言う。ショウコをしかると、自室にこもった。塾の先生に電話で相談すると、各校の問題の特徴をつかむ必要があるという。
実力以外にも、志望校への思い入れや、問題との相性など色々な要素が合否には絡むそうだ。中学受験は奥が深い。
http://www.asahi.com/edu/student/exam/TKY201011040147.html