尖閣諸島沖中国漁船衝突事件 海上保安庁が撮影したビデオ映像がネット上に流出
2010年9月、尖閣諸島沖で海上保安庁と中国漁船が衝突した事件で、海上保安庁がその際の状況を撮影したビデオ映像が、インターネット上に流出した。
映像は合計およそ44分で、6本に分けて動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿された。
この映像について、海上保安庁幹部は「本物と考えて間違いない」と話している。
映像の冒頭には、撮影した海上保安庁の職員とみられる氏名も記載されていて、漁船が網を揚げて、
巡視船「よなくに」に衝突する瞬間や、漁船を追尾していた巡視船「みずき」に衝突する様子などが収録されている。
11月1日、衆議院で限定公開された映像は、6分50秒に編集されたもので、今回の映像には、それ以外のものも含まれているという。
海上保安庁は、5日午前2時すぎ、鈴木長官以下幹部が集合するなど、事実確認を含めて対応を検討している。
また、1日にビデオ映像を視聴した自民党の田村憲久議員は、映像について、「まず、間違いなく本物ですね。われわれが見たものだと思います」と語った。
民主党の川内博史議員は、「どこから流出したのかが、まずわからない。しっかり検証すべきだし、大きな責任問題にもなるんじゃないかと」と話した。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00187370.html http://www.fnn-news.com/news/jpg/wu2010110531_50.jpg