遭難偽装の夫婦、保険金1億円も詐取図る? (2010年11月2日15時36分 読売新聞)
高松市の夫婦が夫の遭難を装い、児童扶養手当を不正受給したなどとされる詐欺事件で、
妻の藤原真弓容疑者(58)が高松家裁に、夫の高弘容疑者(50)の「危難失踪(しっそう)宣告」を申し立てていたことがわかった。
生死不明でも、同宣告で法律上は死亡したとみなされ、高松北署は、両容疑者が事業の失敗による借金返済のため、
以前から加入していた生命保険金も詐取しようとしたとみている。
捜査関係者によると、真弓容疑者は今春、危難失踪宣告を申し立て、家裁の事実調査が続いていた。
高弘容疑者は、生命保険会社数社で、死亡時には計1億円以上が支払われる生命保険に加入。
高弘容疑者の借金は数千万円といい、両容疑者は「まとまった金が欲しかった」「もらえるものはもらおうと思った」などと供述しているという。
同署の調べでは、海での遭難を偽装後、岡山県倉敷市内のアパートに潜伏していた高弘容疑者に、
真弓容疑者が送金し、携帯電話で連絡を取り合っていたこともわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101102-OYT1T00658.htm