地方競馬は終わコン 賞金が安すぎて良い馬が集まらない
岩手競馬の支援検討 県調査特別委
県競馬組合調査特別委員会(委員長・千葉伝県議)は2日、県議会で開かれた。地方競馬全国協会の
雨宮敬徳理事が講演し、2011、12年度に岩手競馬を含む地方競馬への新たな財政支援策を検討し
ていることを明らかにした。約70億円の基金を活用する方向で、経営難に苦しむ地方競馬を後押しする。
県議と盛岡、奥州市議の委員10人が出席。雨宮氏は地方競馬の収支状況などを説明した。09年度は
主催者別で5団体が黒字、11団体が赤字を計上するなど多くが存廃の危機に立たされている。
雨宮氏は「来年、再来年が存廃判断の年になる。地方競馬継続のために、できる限りの支援を考えてい
る」と明言。競走馬の薬物検査料やシステム費など、競馬事業に必要な経費の補助などを検討する。
12年度から始まる日本中央競馬会(JRA)と地方競馬の馬券相互発売については「地方競馬の6倍の
会員がおり、商圏が広がる」と増収に期待感を示した。
委員からは地方競馬の将来見通しや、地方競馬全国協会と地方競馬の連携強化などを求める意見が出た。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101103_7