若者の活字離れ防ごう 高校司書が本推薦 鳥取
2010.10.31 03:12
若者の活字離れが叫ばれる中、鳥取県の高校図書室に勤める司書らが、「とっとり秋の読書大賞」と銘打ったキャンペーンを始めた。
「誰かに届けたいと思う本」として司書らが推薦した中から上位の数冊を「おすすめ本」として各校の図書室のほか、公立図書館や書店などでも紹介する。
キャンペーンを始めたのは「学校図書館問題研究会鳥取支部」のメンバーら。初回の今年は、大賞に万城目学さんの「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(筑摩書房)、
2位に山根一眞さんの「小惑星探査機はやぶさの大冒険」(マガジンハウス)、3位に伊吹有喜さんの「四十九日のレシピ」(ポプラ社)を選んだ。
選定にあたっては、メンバー約20人が、昨年9月から今年8月までに出版された本からそれぞれ数冊を推薦。そこから5冊に絞り込んだ上で、投票で順位を決定した。
同支部の中井康恵代表は「幅広い年代に読んでもらえると思う」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/tottori/101031/ttr1010310313000-n1.htm