伝統的に、女性が男性に与えるモノとしては、「純愛」「貞潔」「性の相手」「子どもを産み育てること」
「家事処理能力」などが美徳でした。
これらを男性に捧げることを条件に、「妻の座」を勝ち取るというのが、女性の生き方でした。
これらの生き方が怪しくなってきたのがバブル以降です。女性の生き方は「妻の座」を勝ち取ることだけ
なんてもう古いということになったわけです。
ただ、それも一時的なことで、女性が社会で働いても、別に特段幸福なわけでもないことが明らかになり、
古い価値観に戻ろうとしているのが実態です。
一方男性は、女性がこれまで男性に与えてきた「エサ」に対しては、次のような姿勢で臨んだわけです。
「純愛」・・重い関係はお断り
「貞潔」・・ありえない
「性の相手」・・ネットを巡回していれば必要ない
「子ども」・・別に欲しくない
「家事」・・家電製品があれば自分でできる
かくして、結婚はお互いの人格を尊重できて一緒に暮らしていきたいと思える相手でなければ意味が
なくなりました。これは結婚の本質から考えて当然のことです。
昔は、男性にとって結婚すれば「純愛」と「性の相手」と「家事要員」が一度に手に入って幸せになれたのです。
今は、かつてのエサが一切使えなくなって、異性の前に自分のナマの人格をさらさなければならないという、
厳しい状況をビジネスにしてしまったのが「婚活」だと言えます。
婚活バブルがはじけたあと、どうなるかを私なりに予想すると、「友だち同士で結婚」という時代が来ると思われます。
http://japan.techinsight.jp/2010/10/askamei20101029.html