世界の研究機関、一斉に「宇宙の生命」探しへ
地球以外の星の知的生命体からの信号を求め、世界11か国の天文台や大学など17機関が、
11月5日から、一斉に電波望遠鏡や高感度アンテナなどを宇宙の一か所に向ける、「地球外
知的生命体探査(SETI)」を始める。
史上初の世界合同観測で、地球外生命を見つける可能性を高める。
SETIは1960年に米国で始まった。星などからの電波や光とは違うパターンの信号を
長時間受信できれば、知的生命体からの信号である可能性が出てくる。77年に、米観測機関
が、可能性がある電波を長時間観測したが、同じ電波は二度と観測されなかった。
今回、兵庫県立西はりま天文台(佐用町)の鳴沢真也・主任研究員の呼びかけで、国内最大
級の直径32メートルのパラボラアンテナを持つ山口大のほか、米国や韓国、インド、イタリ
アなどの研究者らが参加。
(2010年10月29日13時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101029-OYT1T00584.htm