高校生就職内定37・5%前年同期比3.8ポイント増
求人倍率は低迷0.8倍
県教育庁は26日、来春卒業予定の高校生の求人・求職・内定状況(9月末時点)を発表した。
就職内定率は37・5%で前年同期に比べ3・8ポイント上回った一方、求人倍率は0・8倍と1倍を
下回り、厳しい状況が続いている。
就職希望者は前年同期比254人増の4885人。円高の影響で製造業などの求人が伸び悩み、
求人倍率は同0・02ポイント減の0・8倍と低迷している。
また、求人と求職の職種が異なるミスマッチも生じている。前年度は、福祉や介護分野で813人の
求人に対し就職者が475人(58・4%)、卸売り・小売業で551人の求人に対し就職者が378人
(68・6%)にとどまった。
こうした状況を受け、県高校教育課は進路指導支援員を前年度より10人多い40人を配置。就職
先企業の新規開拓、ミスマッチの改善、就職内定率の低い高校への重点的指導などを行うほか、11月
から県内5地域でハローワークと連携し就職面接会を開く。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20101026-OYT8T01182.htm