Firefoxに未修正の脆弱性、ノーベル賞サイトで悪用見つかる
Firefoxでノーベル平和賞のWebサイトを閲覧したユーザーは、知らないうちにマルウェアに感
染した可能性があるという。
[ITmedia]
2010年10月27日 07時19分 更新
ノルウェーのセキュリティ企業Normanは10月26日、MozillaのWebブラウザFirefoxの未知の
脆弱性を突くマルウェアが、ノーベル平和賞のサイトに感染しているのを見つけたと発表した。
ノーベル平和賞サイトの感染は、Normanの研究者が26日に発見したという。マルウェアは
Firefox 3.5と3.6の脆弱性を悪用した新手のトロイの木馬で、これらのWebブラウザで同サイ
トを閲覧した場合、知らないうちに感染した可能性があるとしている。
このトロイの木馬は台湾にあるサーバに接続を試み、接続に成功すると攻撃者が感染先のコ
ンピュータにアクセスできる状態になってしまう。ほかのWebサイトにも感染している可能性
があるとNormanは警告している。
SANS Internet Storm Centerによれば、この攻撃に利用された脆弱性についてはMozillaも
確認し、問題修正のためのパッチ開発に着手しているという。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1010/27/news021.html