新JR大阪駅 頭上覆う巨大ドーム屋根公開
改良工事中のJR大阪駅で、11月から部分的に使用が始まる橋上駅舎と、来年5月にオープ
ン予定の「新北ビル」(28階建て)の一部が26日、報道陣に公開された。
混雑を緩和する目的でホームをまたいで新設される橋上駅舎はガラス張り。各ホームから吹
き抜けの頭上には長さ180メートル、幅100メートルの巨大な流線形のドーム屋根が覆う。鉄橋
などに多用される三角形を基本にした「トラス構造」の骨組みが印象的だ。
橋上駅舎は11月1日から、乗り換えのホーム間移動に限った使用が始まり、乗客は各ホーム
からエスカレーターで昇り降りできるようになる。
橋上駅舎の屋上部は「時空の広場」。新北ビルと南側に増築中のサウスゲートビルディング(現
アクティ大阪)をつなぐ通路で、眼下には電車がジオラマのように行き交う様子が見える。
新北ビルは、百貨店「JR大阪三越伊勢丹」が入る低層棟と、伊藤忠商事が入居するオフィスタワ
ーがある。低層棟の屋上は約1500平方メートルの「天空の農園」。まだ土が搬入されたばかりだ
が、果樹や野菜などが植えられ、一部は有料の貸農園にする計画もある。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101026100.html