「自衛隊は名前書けば誰でも入れる」 信じる若者たち
<任期制自衛官>狭き門に…雇用環境悪化で継続希望者続出
若者を対象に2〜3年の期限付きで採用する任期制自衛官の採用枠が激減し、なかなか入隊できない事態となっている。
厳しい雇用環境が続くなか、任期満了後も民間へ転職せず任期を継続する隊員が続出し、採用を抑制せざるを得ないためだ。採用数はバブル経済期の20年前と比べ1割にまで減少。
男子の採用倍率は08年度の4.3倍が09年度は9.2倍にはね上がった。部隊としても、第一線の若手隊員を確保しにくくなるなど支障が生じる恐れも出ている。
防衛省は任期満了を迎える任期制自衛官の退職予定者数から採用計画を立てている。
08年度は採用予定者を約8300人とし、受験者約2万人のうち約8800人を仮合格とした。
だが08年秋のリーマン・ショックを機に国内でも雇用情勢が悪化し、任期を継続する任期制自衛官が続出。
そのあおりで約5600人しか採用できず、合格したのに採用されない入隊保留者が約520人に上った。
このため09年度は仮合格をやめ、採用予定を約2600人に抑制。受験者約2万1000人のうち約2300人を採用した。
採用数はバブル経済期の89年度(約2万2000人)の11%。
男子の応募倍率も07年度3.2倍、08年度4.3倍、09年度は9.2倍と高くなっている。
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