朝鮮学校無償化問題 拉致担当相は文科相と「立ち話」のみ
2010.10.20 21:36
北朝鮮影響下の思想教育が批判される朝鮮学校への高校授業料無償化適用が検討されている問題で、無償化の条件に
教科書の改訂を加えるよう求めるとしてきた柳田稔拉致問題担当相が20日の参院拉致問題特別委員会で、高木義明
文部科学相と「立ち話」しかしていないと明かした。
柳田氏は8日の記者会見で、朝鮮学校の歴史教科書について「承服できない内容があり、訂正してもらわないといけ
ない。文科相にしっかり言う」と強調。だが、特別委で自民党の山谷えり子氏から文科相と会談したかを問われると、
「まだお会いして話をしたことはない」と答弁した。
拉致問題解決に向けたかじ取り役の本気度を問われかねない答弁だけに、山谷氏は「拉致問題の解決に国民が必死に
なっているときに、大変な驚きだ」と追及。あわてた柳田氏は「正式な場でお話をしたことがないと言っただけ。
立ち話で、私の考えは申し述べた」と“軌道修正”した。
柳田氏によると、高木氏との「立ち話」では「朝鮮学校の教材の問題と経理をしっかりしないといけない。これは
譲らない」と伝えた。高木氏は「考えます」と答えたという。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101020/plc1010202137008-n1.htm