オランダのロッテルダムのマクドナルドがこの度、画期的な防犯システムを導入しました。
泥棒が現場を立ち去るときに、ヒトDNAを成分にするスプレーを吹きかけるだけというシステムなんですが、
どうして、これが抑止力になるかというと…。
元警官と化学者の兄弟が開発した紫外線でしか見えないこの液体、オーナーなど、その場所に関係する人間の
DNAが混入されていて、それが逮捕の手がかりになるというもの。
なんだか、気持ちの悪い気がしないでもありません。
マクドナルドの入り口には「盗人には印がつけられます(You Steal, You’re Marked.)」という掲示が。
警察は今のところ、こうしたDNAでの逮捕の実績はないとしていますが、こうした注意書きがあるだけで
十分な効果があると開発者の兄弟は言います。
販売元のSelectaDNAによれば、このスプレー、DNAを起因とするバイオハザード的な問題はないとのことですが、
むしろ、こういった人々の「DNAとかバイオは恐い」という心理こそがスプレーの防犯効果そのものなんだそうです。
「DNAがなんなのか分かってる人は少ないですからね」とSelectaDNAの担当者は言います。
気になるお値段ですが、看板だけで8〜10ユーロ(900〜1100円)、DNAスプレーのリキッドは
500ユーロ(55,000円)ほど。他に顕微鏡などの解析キットも販売しています。
その他、パソコンやカメラなど高額なものが盗まれた際に持ち主が分かるようにマークするDNAクレヨンというものもあるそうで、
地元のエラスムス大学では既に4000台ものパソコンにDNAクレヨンで印をつけたそうです。
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