【画像】菅野美穂（33）

「あなたの命で償いなさい」。ターゲットに冷ややかに語りかけ、電話口で浮かべる笑みがコワイ。

冤罪（えんざい）事件で服役した過去を持つ女性を演じている。ペットサロンで働きながら、恐ろしい復讐（ふくしゅう）計画に身を投じていくが、
「彼女の業（ごう）や悲しみとともに、ピュアな部分も表現していけたら」と語る。

脚本は最近のドラマとしては珍しく、原作なしのオリジナル。展開や結末が予想できないため、役作りも一苦労と笑うが、主人公の心に耳を澄ませ、
どこまで向き合うことができるか、真剣勝負でもある。「演じていくなかで、監督に言われなくても（主人公になりきって）体が動くようになったらいい」

悪女を演じるのは、実に１１年ぶり。ここ最近はキャリアウーマンや、ひたむきに夢を追いかける女性など、等身大を演じることが多かった。
それだけに「以前はどうやって演じていたのか…。２０代のころの方が“つかんでいる”感じがありましたが、
今回は不安になっちゃうぐらいこれでいいのか手探りの状態」。心の闇を実感することは難しいが、なぜ復讐を遂げようと思ったのか、
犯行にいたるまでの気持ちや揺れる思いを想像し、「理解してあげる工夫」をしていきたいという。

９月の制作発表では、「生き血の代わりに赤ワインを飲んでます」と意外な役作り（？）を披露。共演者も認める、天真爛漫（らんまん）な性格だ。
まとまった休暇が取れると国際線に飛び乗って、旅に出かける行動派でもある。
次に訪れてみたい国は、人々の“気”が満ちているといわれるブータンだとか。

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