櫻井よしこ「国家観も信念も無い愚かな菅は最小不幸社会の実現を叫びつつ最大不幸社会を作るのである」

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1 きのこ組(栃木県)

【櫻井よしこ 菅首相に申す】国家観も信念もなし

 尖閣諸島周辺の領海侵犯事件を巡(めぐ)る菅民主党政権の対中外交は、外交史に長く残る汚点である。
 どんな国柄の国家を相手にしているのかを、首相は目を開けてしかと見つめなければならない。
中国は「偏狭なナショナリズム」と強烈な国家意識の塊の中国共産党の国である。菅直人、
仙谷由人両氏のような国家観なき人々の率いる日本とは、あらゆる意味で対極にある。

(略)

 事件を巡って中国政府の圧力が高まる中、9月22日午後、首相は国連総会出席のために日本を出発したが、
その頃(ころ)までに、首相の苛立(いらだ)ちは激しくなり、周囲を怒鳴り散らしていたという。中国の動きは
主権に関(かか)わる重要事であり、首相が標榜(ひょうぼう)する政治主導の真価を発揮すべき戦略的に
重要な局面だった。にも拘(かかわ)らず、進講にきた官僚らに大声をあげ、机を叩(たた)いて怒鳴った。
官僚らに責任転嫁する前に、指導者として、難問にどう対処するのかを自ら語るべき場面であったろうに。

(略)

 愚かなる宰相は、最小不幸社会の実現を叫びつつ、不幸を拡大し、最大不幸社会を作る側に立つのである。
国家観なき宰相は、国家の最高指導者でありながら、国益を損じ続けるのである。

全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101014/plc1010140316003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101014/plc1010140316003-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101014/plc1010140316003-n3.htm