<国勢調査>一人っ子政策違反を正直に申告したら罰金を軽減―中国
2010年10月12日、中国国家統計局の馬建堂(マー・ジエンタン)局長は、中国で今年10年ぶりに実施されている国勢調査で
一人っ子政策違反の子供を正直に申告した場合、「社会扶養費」の額を低くすると述べた。中国新聞社が伝えた。
中国は夫婦1組につき原則として子供を1人しか持てない「一人っ子政策」をとっており、2人以上生んだ場合は罰として
年収の3〜10倍の「社会扶養費」が徴収される。これを逃れるため、2人目以降は出生届を出さないケースが後を絶たず、
戸籍のない「闇っ子」の存在が早くから問題視されてきた。
馬局長は「国勢調査と一人っ子政策違反は全く別の問題だが、正直に申告するには勇気がいると思う」と述べた上で、
「1人目でも2人目でも3人目でも、すべて中華人民共和国の人間だ。正直に申告した場合は社会扶養費の額を低くする。
分割払いも認める」と呼び掛けた。罰則を緩めることで、「闇っ子」の数も含めた正確な人口を把握したい考えだ。(翻訳・編集/NN)
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