ケニア沖海賊で馬淵国交相「緊張した思いで推移見守る」
アフリカ東部のケニア・モンバサ沖を航行していた日之出郵船(東京)の多目的船「IZUMI」(パナマ船籍)が
海賊に乗っ取られたとみられる問題について、馬淵澄夫国土交通相は12日午前の記者会見で
「非常に緊張した思いで推移を見守っている。IMO(国際海事機関)と協力しながら、今後の対応を考えていきたい」と述べた。
馬淵氏は「われわれとしてできることは、再発防止を含めどう対応できるかということ。省を挙げて取り組んでいる」と述べた。
同船はフィリピン人20人が乗り組み、鉄鋼製品を積んで君津港(千葉県)からモンバサへ向かっていたが、
10日午後2時53分(現地時間10日午前8時53分)ごろ、緊急通報を発した後に連絡が途絶え、
11日正午ころ、デンマークの艦船から「IZUMIが海賊に乗り込まれた」との情報が入った。
国交省によると、12日午前0時の段階で、同船はソマリア沿岸を北上しており、周辺で海賊警備に当たっていた
海外の艦船が追尾しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000510-san-pol