宇宙の暗黒物質解明へ、新検出器「XMASS」
http://www.asahi.com/science/update/1008/TKY201010080453.html 宇宙の成分の2割を占めるのに、正体が不明な暗黒物質を探す東京大宇宙線研究所の観測施設「XMASS(エックスマス)」が、
岐阜・神岡の鉱山跡にほぼ完成し、8日、報道陣に公開された。性能は米や伊などにある施設の50倍。
最初に検出できればノーベル賞が確実視され、世界の研究機関が競っている。
XMASSは、高さと直径が10メートルの水槽に、直径1メートルの球状の「液体キセノン検出器」をつるした装置。
検出器の内壁には642個の超高感度のセンサーが取り付けられている。ニュートリノ検出器スーパーカミオカンデ
の近くの坑道内に6億円をかけて建設された。現在は検出器が水に浸る直前で、オレンジ色に鈍く光る検出器が、
来春にも観測を始める。
宇宙の構成は目に見える物質が4%ほどで、23%を暗黒物質、73%が暗黒エネルギーということが、銀河の動きや
集まり方の観測からわかっている。実験代表者の鈴木洋一郎教授は「課題はまだあるが、ようやくスタートラインについた」
と話した。(東山正宜)
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共同研究者リスト
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/xmass/member.html ソウル国立大学(韓国)
SooBong Kim
セジョン大学(韓国)
Yeongduk Kim
韓国標準科学研究院 (KRISS)
Yong-Hamb Kim, Min Kyu Lee, Kyoung Beom Lee, June Sur Lee