県内で女性を狙った下着強盗や強制わいせつ事件などが相次いだ。5日には道路脇で強姦(ごうかん)未遂事件を起こしたとして、男が逮捕された。
5日午前1時頃、所沢市久米の市道で、歩いて帰宅途中だった同市の衣料品店員の女性(21)が男に押し倒され、「パンツちょうだい」と脅されて、はいていた下着を奪われた。所沢署は強盗事件として捜査。
男は上下ともスエットウエア姿で、20歳〜30歳代だったという。
4日深夜には、同市内のマンションのエントランスで、帰宅した女性会社員(26)が男に後ろから抱きつかれ、体を触られた。所沢署は、目撃情報などに基づき、近くの路上にいた住所不詳、
自称派遣社員山田浩容疑者(38)を強制わいせつ容疑で逮捕した。調べに対し、「酔っていて記憶にない」と否認しているという。
北本市二ツ家の書店では4日午後、家族と来店していた上尾市に住む警視庁練馬署の男性巡査長(30)が、盗撮していた男を見つけて取り押さえた。
鴻巣署の発表によると、県迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で現行犯逮捕されたのは、鴻巣市氷川町、自称パート加藤政洋容疑者(35)。スニーカーにデジタルカメラを固定し、
立ち読み中の北本市に住む高校3年の女子生徒(18)のスカートの下に差し出し、盗撮した疑い。歩き回る加藤容疑者を不審に感じ、5分ほど監視していたという。
県警捜査1課と浦和西署などは5日、蓮田市東、アルバイト金井幸一容疑者(29)を強姦未遂容疑で逮捕した。発表によると、金井容疑者は8月11日夜、さいたま市中央区の市道脇の草むらで、
徒歩で帰宅途中だった都内私立大1年の女子学生(19)にまたがり、胸を触るなどして暴行しようとした疑い。叫び声を聞いた近所の男性(40)が駆けつけたため、逃走していた。容疑を認めているという。
(2010年10月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20101005-OYT8T01226.htm