阪神に援軍!仙ちゃんオムライス復活
. リーグ優勝へマジックが点灯した阪神タイガースに強力な援軍が現れた。在京チーム対戦時に
宿泊するグランドプリンスホテル赤坂で裏メニューだった「タイガーオムライス」が表メニューに生
まれ変わった。もともと元監督の星野仙一シニアディレクター(SD=63)の大好物で、03年優勝
時には正式メニューだったもの。同ホテルが来年3月に閉館することもあり、ファンの熱烈な要望
で復活した。
虎ファンにとって縁起のいい洋食メニューが復活した。あの闘将星野SDがこよなく愛したオムライ
スが、来年3月いっぱいで閉館する「赤プリ」でよみがえったのだ。26日にようやくマジックがともった
阪神には強〜い味方になるかもしれない。
このオムライスは、政財界、スポーツ界、芸能界関係者が多く出入りする新館3階のコーヒーハウス
「ポトマック」の隠れ人気メニューで、その名も「タイガーオムライス」。ケチャップが格子状にかかった
なんのことはないオムライスに見えるが、値段設定は1850円とかなりの強気。ただ、ひとくち食べて
みると、ボリュームと深みのある味に納得させられる。
やまぶき色に近い濃い黄色でトロトロの卵−200安打を達成したマートンの安定感ある打撃に似てい
る。スプーンで切るとなかなか、下に隠れているチキンピラフまで到達しない。表面のトロトロと違ってラ
イスに接した面はカリッと、香ばしくしっかりと焼き目がついている。緩急の差で相手を翻弄(ほんろう)す
る久保の投球を味わっているようだ。
この卵、正式メニュー復活にわざわざ取り寄せた宮城産の「竹鶏(たけとり)物語」。砕いた竹炭をエサ
にまぜ、竹炭でろ過した水で育てた鶏が産んだ逸品だ。大木仁シェフ(49)は「半熟の卵焼きに適して
いる。このオムライスを正式メニューとして復活させるための卵といっても過言ではない」と言い切った。
このオムライスはもともとメニューにはなかった。星野SDが幼少期の“ごちそう”で、あこがれのオムラ
イスをある日注文。よほど味が気に入ったのか、以降、星野SDは訪れるごとにこのオムライスしか頼ま
ず、
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100927-683736.html