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283 エンジニア(長屋)
仙台の魅力


新ビジネスは「卸町発」 勉強会開きアイデア集積場に

 最近、卸業者などが集積する仙台市若林区の卸町に、地元クリエーターと多業種の経営者が集まり、月1回の勉強会をしている。
なかなか出会わない者同士が、人脈を広げたり、新たなビジネスの知恵を生み出したりするのが狙いだ。すでにいくつかの
アイデアが生まれ、新規事業も立ち上がっている。

 新たな息吹を感じさせる卸町だが、もともとは45年の歴史がある卸業者の拠点だ。仙台駅前などに点在していた卸業が、
高度経済成長期に伴って物流が盛んになり、倉庫を構えられる広大な田んぼのあった卸町に集積した。今は業種も増え、
約270社が営業している。

 だが、近年は不況に加え、インターネットで買い物をする顧客が増え、流通の中間を担う卸業の経営は厳しくなってきた。
 そこで協同組合が音楽ライブやアートイベントなどを積極的に始めると、芸術家が集まり始めた。「産業に付加価値を付けられる
クリエーターも」という発想も生まれ、そこに目をつけた仙台市が昨年から助成制度の対象に卸町を指定した。

 その一環がトランクだ。オフィスだけでなく、共用の作業場、会合やイベント用スペースもある。勉強会のほか、入居する
クリエーターによるワークショップなど、様々な取り組みをしている。入居者の建築士谷口みのりさん(32)は「人脈を求めてきた。
卸町のためにも何かできたらいいな」。自転車制作関係者と木工職人が組んで「木で自転車を作ったら?」というアイデアも出ている。
 トランクの中心的運営者は東北大学の産学官連携研究員で、クリエーター間の交流を広げる活動をしてきた柿崎慎也さん(38)。
「まだ始まったばかり。クリエーティブ産業がその地域の住民や、産業にいい影響を与え、既存の産業の再生に役立つことを
目指している」
http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201009220568.html