消防団員が全国で88万人余りと減少…女性は大幅増加
地域で火災の消火などに当たる消防団員の総数は全国で88万人余りと、年々減り続ける一方、
女性の団員は大幅に増えていることが、総務省消防庁の調べでわかりました。
地域の消防署などと協力して火災の消火や防災活動に当たる消防団員は、年々減り続け、
ことしの4月時点では全国で88万3700人余りと、去年より1600人余り減りました。
これは、200万人余りとピークだった昭和29年当時の半分以下で、高齢化で退団する人が
増えたり、若者が地域から都会に流出したりしていることなどが影響しているとみられています。
一方で、女性の団員は1万9100人余りと、年々増え続けており、5年前に比べると
5000人余りの増加となっています。これは、消防庁や各自治体の消防が女性の参加を
積極的に呼びかけたほか、消防団の詰め所に女性用の更衣室やトイレを設けるといった、
環境面での整備を進めたことが増加につながっているということです。総務省消防庁は
「大きな災害があった場合、知識や経験のある消防団員が一人でも多くいれば、
被害を少なくすることができるので、若い人や女性にも積極的に参加してほしい」と
呼びかけています。
*+*+ NHKニュース 2010/09/23[06:48:21] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100923/k10014152401000.html