◆◆ スレ立て依頼所 ◆◆

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 市民の力を信じる――。

 ごく当たり前の話なのに、それを軽んずる姿勢が、社会的立場の高い人の言動に垣間見えることがある。

 裁判員と同じく一般の市民がかかわる検察審査会制度について、小沢一郎氏が「素人がいいとか悪いとか
いう仕組みがいいのか」と述べたのは記憶に新しい。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は新聞のコラムで
「“市民目線”と持ち上げられてはいるが、しょせん素人の集団」と書いた。

 もちろん市民の判断がいつも正しいとは限らない。個々の疑問や批判はあっていい。だが市民への信頼を
抜きにして、私たちの社会も制度も、そして民主主義も成り立たない。

(9月19日付け朝日新聞社説)
http://www.asahi.com/paper/editorial20100919.html