サッカー国際親善試合、対戦したのは「ニセ代表」?バーレーン対トーゴ
* 2010年09月16日 15:29 発信地:マナマ/バーレーン
【9月16日 AFP】
サッカー・バーレーン代表は7日、首都マナマ(Manama)でトーゴ代表
と国際親善試合を行い、3-0で勝利を収めた――と思われていた。
ところが、このトーゴ代表がチーム丸ごと「ニセモノ」だった疑惑が浮上
し、騒ぎになっている。
地元英語紙ガルフ・デーリー・ニューズ(Gulf Daily News)が15日報じ
たところによると、トーゴ・スポーツ省の複数の高官が、代表チームを
バーレーンに派遣した事実はなく、バーレーン代表と試合を行ったの
は「なりすまし」のチームだと発言。Christophe Tchaoスポーツ相は、
国際サッカー連盟(FIFA)に調査を要請する意向を示した。
だが、バーレーン・サッカー連盟(BFA)は、試合はFIFAの認定を受け
BFAとの関係も深い代理人を通じてセッティングされたものだとして、
試合を正当化する声明を出した。ガルフ紙は、試合のセッティングが
適切なルートを通じて行われ、トーゴ当局者と連携してビザなどの関
係書類の作成にあたったとのBFA副会長の談話を報じている。
ただBFAは、試合数分前にバーレーン側に提出されたトーゴ代表の
選手名簿が、事前協議で渡航が認められた選手名とことごとく異な
っていたことも認めた。ガルフ紙によると、BFAも調査を開始したという。
バーレーン代表のヨーゼフ・ヒッケルスベルガー(Josef Hickersberger)
監督は問題の試合について「退屈で、時間の無駄だった」と話したという。
この試合は、24日開幕する西アジアサッカー選手権(West Asian Football
Federation Championship)の準備試合の1つだった。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2756434/6188304