別府女性殺害1週間、情報乏しく捜査難航((2010年9月11日 読売新聞))
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100911-OYS1T00531.htm ◆秘湯
「ここ数年、旅行雑誌でも紹介されるようになり、全国からやってくる。一人旅の女性客も多い」。
別府三大秘湯の一つ、「鶴の湯」を訪れた常連客の男性(57)はそう話した。
横手さんが向かったとみられる「鍋山の湯」は、温泉利用者しか通らない人家のない山道を車
で10分ほど走った山中にある。照明はなく、夜は懐中電灯が必要だ。それでも別府の夜景を
一望できる魅力と、裸が見られにくいという理由で、夜間にこの混浴露天風呂を目指す女性は多い。
地元の別の男性(51)は、周辺では一緒に入浴しようと女性客を待ち伏せする車や、草むらから
カメラを構える男をよく見かけており、「一人旅の女性には『気をつけて』と声をかけていた」と話す。
◆犯人像
遺体の上半身は白のノースリーブだったが、下半身は下着姿。着用していたとみられるスカート
は持ち去られていた。携帯電話や財布、運転免許証も見つかっていない。
「いたずら目的だろうか」。ある捜査幹部は当初、そう疑った。だが、これまで遺体に性的暴行を
受けた跡は確認されていない。
現場付近では、車上荒らしも多発していた。別の捜査関係者は「物取りの犯行とも思われるが、
なぜスカートが持ち去られたのか……」と首をひねる。
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