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114 占い師(長屋)
「重度心身障害者」ってどれくらいヤバいの? 重症心身障害者(51)が就学を認められる


ようやく就学の春 義務教育取り残された重度障害者 宮城

 義務教育から取り残されていた宮城県内の重度心身障害者に来春、就学の道が開かれる。宮城県教委は2011年度、1964年
4月1日以前に生まれた県内在住の障害者の特別支援学校就学を認めることにし、関係者に伝えた。「新しい生きがいが生まれた」。
高齢化が進む障害者とその家族は、ようやくつかんだ学びの日々を心待ちにしている。
 「長年の願いがかなった。感謝の気持ちでいっぱいです」
 障害者の保護者らでつくる「県重症心身障害児(者)を守る会」(仙台市太白区)副会長の斎藤福治さん(81)は、声を弾ませた。
 守る会は1965年の発足以来、教育の機会均等を訴え続け、斎藤さんは常にその先頭に立って活動してきた。
 斎藤さんの長女由美子さん(51)は今、仙台市青葉区の重症心身障害者施設で暮らす。
 由美子さんが就学年齢に達した当時、重度障害者の教育環境は十分に整っておらず、受け入れる学校はなかった。由美子さんを
含む重度障害者の多くは、就学の「猶予・免除」という形で義務教育からはじき出された。
 養護学校が義務化されたのは79年。知らせを聞いた斎藤さんは「ようやく親の義務が果たせる」と喜んだが、由美子さんは当時、
既に20歳。「15歳まで」という義務教育年齢の壁に阻まれた。
 教育の門が閉ざされたまま、長い歳月が過ぎた。由美子さんが50歳を過ぎての今回の朗報。斎藤さんは「読み書きや計算よりも、
先生との触れ合いを通して社会性や人間性がはぐくまれる」と教育の力に期待する。
 山元町の重症心身障害児・者病棟に入所する後藤幸子さん(48)も、就学希望者の一人だ。
 幸子さんは3年前から、同病棟に隣接する山元支援学校が毎年夏に行う未就学者向けの「サマースクール」に参加。同校教師と
1対1で接し、絵や楽器演奏、工作などに励んできた。母親のすみ江さん(73)は「学校教育を受けると、明らかに目の輝きが違う。
物事に取り組む意欲が増し、言葉も上手になってきた」と手応えを語る。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100912t11037.htm