【農家憤死】コメがやすいぞー、いそげー
宮城ひとめぼれ、初の1万円割れ 10年産米概算金8700円
全農宮城県本部(千葉和典本部長)は10日、運営委員会を開き、農家から販売委託を受けた際に前金として
支払う2010年産米の概算金を、主力のひとめぼれで、前年を3600円下回る8700円(60キロ、1等米)と決めた。
概算金の1万円割れは初めて。コメ余りに伴う価格下落、09年産米の販売不振が影響した。
主な銘柄別の単価は、ササニシキとコシヒカリも8700円、まなむすめは8200円。いずれも3600円引き下げた。
もち米のみやこがねもちは2000円減の1万2000円。
県本部は10日、前日の提示金額に理解が得られなかったことから、すべての銘柄で200円を上乗せした金額を
提示。出席した農協組合長らは「過去にない厳しい値下げだが、先安観と(売れ残った)09年産米の処理経費を
考えると、この価格水準でないと売り切れない」と容認したという。
千葉本部長は運営委員会後、「需給バランスを失った状態では、集荷したコメを全量売り切るのが先決。
(価格引き下げで)在庫を持つリスクを軽減するのが最優先課題だ」と説明した。
過去の概算金では04年、凶作だった03年に価格が高騰した反動で、ひとめぼれで5500円下がったことがある。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100911t72015.htm