大阪市東住吉区の路上で今年5月、小学2年の女児(8)が刺され重傷を負った事件で、
鑑定留置中だった無職の女(32)=殺人未遂容疑で逮捕=について、妄想の強い統合失
調症という鑑定結果が出ていたことが7日、関係者への取材で分かった。大阪地検は刑事
責任能力がなかった可能性が高いと判断したとみられ、近く不起訴処分とされる見通し。
地検が6月、大阪地裁に鑑定留置を請求し、地裁が認める決定をしていた。
女は府警の調べに「結婚して子供を産むつもりだった男性にふられ、殺意を幸せそうな親
子にぶつけた」と供述。女児の自宅付近で路上生活したこともあり「交際相手は殺せないが
、
子供なら殺せる」と思いこんだという。地検は、こうした心境が統合失調症に特有の妄想だっ
たとみて、犯行時は刑事責任を問えない心神喪失状態にあったと判断したもようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000143-san-soci