東北楽天の「守護神」として活躍してきた福盛和男投手(34)が、今季限りで現役を引退することが6日分かった。
関係者によると、既に球団には引退の意向が伝えられているという。
福盛は5月、痛めていた右ひじの内視鏡手術を行った後、復帰を目指してリハビリを進めてきた。
8月25日、イースタン・リーグの日本ハム戦(鎌ケ谷)で手術後初となる実戦登板を果たしたが、
1/3回を投げ2本塁打を浴びた。関係者によると、本来の球威が戻らず、ひじの回復具合も思わしくなかったことで、
引退を決断したという。
福盛は宮崎・都城高からドラフト3位で1995年、横浜入団。2004年に近鉄に移り、
同年オフの分配ドラフトで東北楽天入りした。新規参入初年度の05年から、
直球とフォークボールなどを武器にした強気な投球で、主に抑えとして活躍した。
07年オフ、フリーエージェント(FA)を宣言し、米大リーグ、レンジャーズに移籍したが、
09年途中、当時の野村克也監督に直訴して復帰。7月以降、7勝10セーブを挙げ、
チーム初のクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献した。ブラウン新体制となった今季開幕時もストッパーに指名されたが、
2戦2敗。右ひじに違和感を訴え、序盤で戦線を離れていた。
日本での通算成績は414試合41勝45敗82セーブ、防御率3.65。
うち東北楽天では170試合15勝11敗59セーブ、防御率3.28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000017-khk-l04 いらい19