ライスコロッケにソースをかけて、更にとろろとカレーうどんかけたらまずくね?
今春誕生した豊橋市のご当地グルメ「豊橋カレーうどん」の人気が広がっている。猛暑で熱いうどんは敬遠される― との大方の予想を裏切り、市内のうどん屋43店で毎月2万食以上の売れ行き。
市外からの認知度も高まり、関係者は「いずれは讃岐、稲庭に続く日本三大うどんに育てたい」と自信を深めている。
豊橋カレーうどんはご飯、とろろ、カレーうどんの順で器に盛り、食べ進めるうちに雑炊風になる二重構造が特徴。「自家製めんを使う」「豊橋特産のウズラ卵をトッピングする」などの条件もあり、豊橋麺(めん)類組合加盟店のうち43店が提供している。
条件さえクリアすれば、味の決め手のルーや具材は各店の裁量次第。客の車の8割が浜松ナンバーといううどん屋「しなの庵」(豊橋市中原町)では、ご飯を丸めて揚げたライスコロッケに特製ソースをかけ、その上からとろろとカレーうどんを盛る。
店主の樽谷浩二さん(51)は「自信を持って出せる面白い商品ができた」と胸を張る。
豊橋カレーうどんを仕掛けた豊橋観光コンベンション協会は「仕事で三河に来る浜松方面の営業マンの支持もあるようだ」と分析。三遠南信地域のグルメイベントを構想している。
http://www.shizushin.com/news/local/west/20100904000000000027.htm