NZ南島地震 地元当局がライフライン復旧に全力
ニュージーランド南島の東部クライストチャーチを4日早朝に襲ったマグニチュード(M)7・0の地震で、地元当局は同日、
電気や上下水道などライフラインの復旧に全力を挙げた。
同市の電気は4日夜までに9割が回復の見込みだが、郊外などでは上下水道の完全復旧に時間がかかる見通し。
同日夜までに、10回以上の余震とみられる揺れがあった。古いれんが造りの建物が崩壊し、道路に亀裂が走るなどした
クライストチャーチの中心地区に関しては、当局はさらに建物崩壊の危険性もあるとして、住民に親類宅などへの避難を求めた。
4日午後7時から5日午前7時までの夜間外出禁止令も出された。
一部地域では地盤の液状化現象に伴い、上下水道管が壊れ、道路が浸水しており、当局は節水を呼び掛けると同時に、
水の配給車を出動させる予定。
地元メディアによると、ガソリンスタンドやファストフードの店には長蛇の列ができた。
日本の在クライストチャーチ出張駐在官事務所によると、4日夜までの段階で、日本人の被害情報はない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/249564.html